草の根日記

主な関心事は仏教/自然/生命/瞑想です。一人言のように気楽に書いていきます。今この瞬間を見つめられますように。

無常・苦(空)・無我

今日から私は下記の言葉を念じることで無常・苦(空)・無我という真理に触れて、一切の現象は自分の思いどおりにはならないことを念じることにしてみます。

 

一切の現象は自分の思いどおりにはなりません。故に努力が成り立ちます。
何故ならば生命は幸せになりたいと思っているからです。幸福になるために生きています。

そこで、
一切の現象は自分の思いどおりにはならないと認めます。
一切の現象は自分の思いどおりにはならないと受け入れます。

一切の現象は自分の思いどおりにはならないからこそ、苦であり、無常であり、無我です。

一切の現象は空なるものであり、自我の入る余地はありません。
また空なる現象を自分の力(因果法則を無視することによって、つまり自我によって)で変えようとしたり動かそうとしたりすることはできません。
空なる現象は因果法則によって生滅変化していきます。

無常であり、無我であり、苦である現象は自分の思いどおりにはなりません。

自分の思いどおりにはならないので苦であり、自分の力ではどうすることも出来ないので因果法則に従って生きるしかないのです。故に無我です。
また一切の現象は常に生滅変化しているので無常です。それゆえに因果法則に従って"変化させる"ことは出来ます。

自分に出来ることは因果関係を理解し、その法則に沿って変化させることだけです。因果法則に基づいて(従って)変化させることはできます。そこに自我や魂などと言った見解は成り立ちません。何故ならば自分という現象も因果法則によって消滅変化しているからです。

もし、仮に"変える"という行為を怠るとそこには常に思いどおりにはならないという苦が支配していますからただ苦しみに陥るだけとなります。

事実は真理の上で成り立つものですから、因果法則に従って生じたり滅したりします。
自分はこの因果法則に従って生きていくしかありません。
私も身体も心も因果法則によって生じては滅しているのであるから自我や魂は成り立ちません。

努力によって幸福に達します。
そして、輪廻にはひとつも良いことがないと発見していきます。

生きることを乗り越えるとは、楽しむことです。つまり、真理を発見して、因果法則に従って生きることです。
元気良く、明るく過ごしていきます。
死ぬことを乗り越えるとは、安らぐことです。
つまり、真理を発見して、因果法則に従って死んでいくことです。
苦しみを堪え忍び、心から落ちつきます。


この言葉によって生きとし生けるものがそれぞれの努力によって幸福で安穏でありますように。